溜め息の絢爛舞踏祭

絶対防壁

 
さて、
第6世界では11月半ばになった。
選挙が終わってから、航海状況を見ると赤点=敵艦隊が増えている。
何か各都市船間を赤点列をなしているのだが、我々夜明けの船は、まったく無関係な航路をえらんで、今日も平和に過ごしている。
 
ニュースとかを見ると、あちこちの都市船から艦隊が出撃しているし、またあちこちの都市船で餓死や虐殺が起きているのだが、我々夜明けの船は、まったく無関係に、今日も平和に過ごしている。
そんな船が立ち寄った一つの都市船

なのだが、見て分かるように、人口100万人、失業率が0.0%、治安も0。
これってどういうことかというと、すでにAI以外の人はいないという状態である。
おそらく餓死なり虐殺なりされたのだろう。
人がいない都市、究極の平和だ。
他の都市船もそうなるようにガンバロウ。
そんな時、
この人がきました。

火星傀儡政権の若き主席が、政権崩壊で反対勢力にやってきましたよ。極端な人だ。
 
どれだけ役に立つか……

さすが、火星のエリート。
大人の技能がバッチリだね♪
……さすが傀儡政権の単なる看板。
ポー教授の教え子とは思えない。
まあ、おもしろい人間関係が築かれるの期待。
 
さて、
火星情勢はここまでにして、今日は何をして遊ぼう。
とはいうものの、金がないのでステータス変更をさせることができない。
う〜ん、
と悩んでると、人間くさくなったグランパが目の前を通り過ぎる。
……観察してると、給水機の前へ

……飲むのか?
 

なぜか給水機の前で飛び跳ねる。
 

……飛び跳ねて飲むのか?
浴びたんじゃないだろうな?
っというか、喉が渇くのか?
それ以前にどこが喉だ?

 
と、水を飲んでるのをみて、思いついた。
エステルに酒を飲まそう。
見た目は12歳だが実際は140歳。問題なし。
ということで
さっそく酒を買い込み、エステルへプレゼント。

……親父くさい……
 

BLにツッコマれる。
 

…………
 

いや、ちがうんだよ彼女はそんな娘じゃ……
 

………
その後、BLはそそくさとエステルから離れました。
凄く感じが悪かったので、ごまかすように、
 
酒を勧めました。

足取りが完全に変に。
 
だからもう一回飲ませました。


絡まれました。
 

カクン!
といきなり腰くだけ
 

倒れるのはいいんだが、その格好は……
しまった文字が邪魔だ!
  

慌てて角度を変えたが間に合わなかった。
残念。
その後、医務室に運ばれていきました。

ああ、面白かった。


うん、確かに溜め息が出るね。(バカです)